愛玉冰

● 愛玉冰を作ってみた〜

台湾の屋台でおなじみの愛玉冰(あいゆぃぴん)を作ってみました。滑らかな食感でゼリー自体には味がないのでものすごく スッキリしていて暑い日にはぴったりなデザートですよー

用意する材料
愛玉子 愛玉子
愛玉子はレモンに似た形をした台湾独自の果物ですー、川に落ちた実が水を凝固させているのを偶然見つけで食用にしたそうですよ〜 内側に種がびっしり詰まっています。切り開いてひっくり返して乾燥させて売っていますよ〜
ハリモグラに似ていますねー
おもて そぎおとし
こっちがほんとうの表側〜 細かな種をスプーンで削ぎ落とします〜
詰める 水
ダシ袋に詰めて口を固く結びますー 水に浸します〜
揉む タッパー
水の中で袋を揉みしごいて種から出る汁を溶かし込みますー、淡い金色になればOKですよ〜 そのままでも固まりますが冷たい方が美味しいのでタッパーに移して冷蔵庫に入れます〜
固まった レモン
30分もすれば固まりますが2時間ぐらい冷やしておいたほうが美味しいですよ〜
スプーンで適当にすくって器に盛りますー
レモン汁をかけますー
このレモン絞り器は台北駅前の露天で20元で買ったお気に入りです〜レモンに直接注ぎ口が付けられますー
ガムシロ ぷるぷる
ガムシロップをかけて出来上がりです〜 ものすごくプルプルな食感がたまりませんよー
ゼリー自体はほとんど水で出来ているので喉が潤う感じが暑い日にはピッタリあいますよ〜

揉みしごいているときはとめども無く搾れてしまうので水が金色になったら止めて下さい〜愛玉子一個でバケツ一杯はゼリー化させることができますがあまり薄いと食感がよくないので濃いめに作ります〜

ゼラチンで作ったゼリーよりもはるかに滑らかですー、水以外の物が混じると凝固しないので味は付ける事は出来ないそうですよ。一部のミネラルウオーターの成分も凝固を阻害してしまうそうです〜水道水が良いとの事ですが東京の水はかなり美味くないですからねーやっぱりミネラルウォーター使いましたよ〜

東京でしたら大久保の中国食材店で売っている時も有りますが常時有る訳では有りませんので入手は難しいかも?

東京谷中の上野桜木交差点付近に「愛玉子」(おーぎょうちぃ:台湾語)という老舗の愛玉冰屋さんが有るそうですー。上野公園の国立博物館前の道を谷中方面にまっすぐいったところですね〜途中で道が細くなりますがひたすらまっ直ぐですよー

愛玉子は腎臓の機能を整える効能があるそうです〜

● 愛玉子を食べにゆきました 2004,11,3

上野公園の国立博物館前からのんびり歩いて10分程でした〜この一角はカヤバ珈琲さんとか和菓子の岡埜栄泉さんとか大正時代を偲ばせるお店がありますよ。酒屋の吉田屋本店さんの店舗は資料館になっていましたよ。

お店 大正時代の面影
ものすごく判りやすい看板ですよー
大正時代から営業されているそうで座席の
背もたれとかいい味出ていましたよー
えび茶の袴を着た女学生たちの楽しいそうな
笑い声が聞こえてきそうですよ〜

味は台湾の愛玉冰と全く違っていましたよ。寒天のように固めでかき氷のレモンシロップのような甘いシロップをかけていました〜明治大正期に日本に伝わった際に日本人の好みに合うようにアレンジされたのかもしれませんね。当時は生のレモンの入手も難しかったと思いますからねーこっちはこっちで美味しいかな〜素朴で懐かしい味でしたよ。


いろんなものを食べてみる一覧にカエル

TOPページにカエル